アドラー子育て「パセージ」をもとに子育ての悩みを一緒に解決していくさいたま近郊活動グループのブログです。管理人のアメブロ日記「勇気づけDE子育て@さいたまうさ子の日記」にも遊びに来てくださいね。


by うさ子
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【第1回】さいたまアドラー子育てサークル2 エピソード「抱っこしたいのに」

第1回サークルでYさんに話していただいたエピソードです。
記事の掲載のご快諾、ありがとうございます058.gif


          == 抱っこしたいのに ==

この間の日曜日、Yさんはお子さん三人を見ながら、娘さんはふれあい動物園でモルモットを抱っこしていました。隣の子が何度も飼育員さんに「もう終わりにします」と言っていたにもかかわらず、飼育員さんは忙しくて園内を駆け回っていました。すると、こっちに来た飼育員さんは声がしたほうを勘違いをして、娘さんのモルモットを取り上げてしまいました。

娘さんはYさんのほうに来て、
娘さん「もっと抱っこしたかったー」
Yさん「そうしたら私じゃありません!って言わなきゃ」
娘さん「だって言えなかったんだもん」

Yさん「ちゃんと言わないと損するよ」と言いながら
自分の感情が高まりすぎていると反省し(-3→-1)
「じゃあもう一回並んで抱っこしてきな」と言いました

娘さん(ごにょごにょしながら)「だって2回目並んでいいのかわかんないんだもん」
Yさん「大丈夫だから、並べば大丈夫だからもう一回行ってきてごらん」
娘さん(まだごにょごにょ)「だってダメかもしれないし~」

Yさん(イライラが飛び出してきて)
「最初にちゃんと言わないからそういうことになるんじゃない?」
娘さん(涙をぽろぽろ流して)「もう抱っこしなくていい」と言い出しました。
Yさん「本当にいいの?」と聴くと
娘さん泣きながら「本当は抱っこしたいけどもういい」と言い出しました。

Yさん(こりゃいかんと思って自分の気持ちをどうにか抑えて)
「自分でじゃあ二回目抱っこしていいのか聴いてきてごらん」と言うと
娘さん自分で聞きに行って抱っこできました。娘さんは嬉しそうでした。

          ==    完    ==


まずはじめに、それぞれ親子のストレンクス(“どんなときでもプラスを見”)をみんなで考えました056.gif

<娘さんのストレンクス>
・自分の気持ちを伝えるチカラ
・休日を楽しんでいる
・周りの状況を観察している
・最後には自分のやりたいことをやり遂げる行動力がある
・困ったときにお母さんを頼りにしている
・お母さんの話を聴いている
・自分のやりたいことを譲って周りを優先させている
・平和主義

<Yさんのストレンクス>
・感情をコントロールするチカラ
・娘さんのお話を辛抱強く聴いている
・娘さんにどうしたらいいか具体的に教えている
・お子さん三人を同時に見るチカラ
・娘さんの本当はこうしたいという気持ちを推察するチカラ
・娘さんが自分で言えるようになるためにお手伝いしたいと思っている

Yさんがこの場面で一番気になったのは、嫌なことがあったのに主張せずごにょごにょしているところで、
Yさんが娘さんにこの場面で学んでほしいこと(“学んでもらうことを決め)は、
「嫌なことがあった時に自分で解決すること」
長い目で見て大人になった時にこれができた状態を10点とすると今の状態は、6点。
(結構できていますね003.gif
それを7点にするお母さんができるお手伝い(“よい学び方を考えて”)とは?


その1)「もっと抱っこしたかったー」と娘さんが言ってきたときに、
抱っこしたかったんだね。」と娘さんの状況をいったん受け止める。

その2)「もっと抱っこしたかったー」と娘さんが言ってきたときに、
Yさん「娘さんの気持ちを教えてくれてありがとう」と娘さんのチカラを伝えてみる。

その3)
娘さん「もっと抱っこしたかったー」
Yさん「そうしたら私じゃありません!って言わなきゃ」
娘さん「だって言えなかったんだもん」
Yさん「そっかぁ。ひょっとして、もう一回抱っこするのがだめだと思っているのかな?
と閉じた質問をして、娘さんが考えていること思っていることのお話を聴いてみる。

という3つの案が出ました。
Yさんは、この中でできそう(“やさしくきっぱり育てましょう”)なのは、その1)をやってみてくださるそうです003.gif

Yさんの感想
「いつも子どものマイナス面を見ていたけどこんなにも娘にも私にもいいところがたくさんあるのには驚きました。こうやって一呼吸おいて考えてみると、学んでほしいことははっきりとあるのに、この場面だと冷静に伝えられていなくて、まず自分が感情を落ち着かないといけないなと思いました。」

メンバーMさんの感想
「子どもの気持ちに寄り添うのが改めて大事だと感じて私も息子に意識していきたいと思います。」


私もついつい当事者になると子どもを減点法で見てしまうことがあります。
だけど、ストレンクスと親の私が気になるところはコインの裏表の表裏一体で、きっとある場面では子どものそのチカラが生かされている場面もあるはずです。
そんな風にかけている色眼鏡をカチッとはめなおすと、子どもの考えや目線立場に思いを馳せられるようになって、こんな時に自分ができることは何だろう?と思えてきたりします。
Yさんはアドラー心理学の子育ての具体的なやり方について学ぶのはほぼ初めてなので、まずお子さんのプラスを見る機会がこれから増えていったらいいな、と私は思っています。それがきっと感情を落ち着けるお手伝いにもなるはず058.gif
また遊びに来てくださって、その後のお話が聴けるとうれしいなと思っています。

Yさん、エピソードを出してくださってありがとうございました。
一緒にこっちかな?あっちかな?と考えてくれたMさん、大人しくお母さんが学ぶのに協力してくれたHくんも本当にありがとうございました!




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by adlersaitama | 2016-05-20 05:14 | アドラー子育てサークル(エピソード) | Comments(0)