アドラー子育て「パセージ」をもとに子育ての悩みを一緒に解決していくさいたま近郊活動グループのブログです。管理人のアメブロ日記「勇気づけDE子育て@さいたまうさ子の日記」にも遊びに来てくださいね。


by うさ子
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6月(休日版)フォローアップ2 エピソード「朝のバタバタは嫌よ」

6月(平日版)フォローアップでMさんに話していただいたエピソードです。
記事の掲載のご快諾、ありがとうございます072.gif



          == 朝のバタバタは嫌よ ==

小学校四年生の息子くんが、最近学校の準備を集合時間に出て行く直前に準備をするのが気になっているお母さん。
お母さんは、忙しい朝の時間にあれがないこれがないと言われるとバタバタして落ち着かないのが困っていました。そんなある日のある朝の一場面のお話です。

朝7時30分頃
息子くん (自室にて)パジャマ姿でランドセルの中に荷物を詰めこむ作業をしている
M さん リビング・キッチンで家事をしている(+1)
息子くん 一人でぶつぶつ何か言っている
M さん 子ども部屋に行く(ー1)焦り
息子くん 「音読カードがない」と探している
M さん 「音読カード?」と言って教科書の束を探す(ー3)焦り・怒り
息子くん ランドセルをいじっている
M さん 「それは学校にあるんじゃないの?昨日先生と宿題やったんじゃないの?」(ー3)
息子くん 「あーそうか」他の準備、詰め込む作業
M さん 「準備は朝じゃなくて夜やった方が落ち着いて探せるでしょ」(-4)焦り
息子くん 「朝でも落ち着いて探せる」
M さん 「でもお母さんは朝だと困るの・・・。準備は夜しようね。」(ー1)今後の不安
息子くん 無言で準備をしていた
M さん 部屋を出てリビングで作業


          ==    完    ==

まず始めに、エピソードを味わうために、メンバーさんからMさんに質問をして、エピソードを深めていきました。
その後ロールプレイをしてお子さんの気持ちを味わった後、
このお話の場にいる人のストレンクスをみんなで一緒に考えていきました。

<息子さんのストレンクス>
・早起きしている
・学校の準備を自分で率先してやっている
・冷静、落ち着いている
・時間管理している
・体験から学ぶ力がある
・妹のことをきにしている
・いま持っているデータの中でベストを尽くしている

<Mさんのストレンクス>
・時間管理と広い視野を持って自分の力を発揮している
・困っている人がいるのを気づく力がある
・家族のことを想って信頼している
・冷静で落ち着いている
・お母さんの気持ちを伝えている
・自分をコントロールする力がある
・言葉を大事にしている

メンバーさんのご協力のおかげで、たくさんのストレンクスが出ました016.gif
お子さんはこの場面で、お母さんは焦っているみたいだけど、自分には時間内に準備ができる力があると思っていてお母さんが話しかけたことでかえって、能力がある。仲間だ。感が少し下がったという(メンバーさんが感じた)お子さんが多かったので、
次に、テキストに戻って、この場面では、代わりにどんな行動ができるかな?ということを一緒に考えていきました。

メンバーさんからは、
1)16ーL.2言葉ではっきり頼まれてから手伝う
のページの案が出ました。
共同の課題にするにはまず、親とこのそれぞれの課題を分けて整理をする必要があります。他のメンバーさんからは、
2)13ーL子どもの課題と親の課題
の案が出ました。
アドラー心理学(パセージ)で言う、課題の分離(課題分け)とは、
“その問題にどう取り組みどう解決するかの結末が主に子ども自身にふるかかって、他の人にふりかからないとき”=その結末が誰にふりかかるか?
で丁寧に課題分けをしていきます。

この時の子どもの課題と親の課題は何かな?と考えてみると、

<子どもの課題>
・学校の準備をどうするか(いつやるか、どんなふうにやるか)
・朝の時間をどう過ごすか

<親の課題>
・学校の準備は夜やってほしいという子どもへの期待
・朝はバタバタしないで落ち着いて過ごしたいという希望

がそれぞれありそうです。
ロールプレイをして感じた息子くんは、自分で学校の準備を<冷静>に<落ち着いて>準備することができると思っているし、<時間管理>も自分で出来ると思っています。
“親の課題は、原則的には、親は自分一人の力でそれを解決しなければなりません。”とあるので、この場面で実際に困っているのはどうやらお母さんだけだったようです。
小学校4年生の息子くんには、準備や朝の過ごし方を信頼してお任せした方が、
1)私は能力がある。
2)人々は私の仲間だ。
を感じて子育ての目標に向かっていきそうだ、ということがわかりました。

では、実際にどんな代替行動が出来そうか?と考えてみて、Mさんは、

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
M さん 子ども部屋に行く(ー1)焦り
息子くん 「音読カードがない」と探している
M さん 「音読カード?」と言って教科書の束を探す(ー3)焦り・怒り

  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
M さん 子ども部屋に行く「どうしたの?」
息子くん 「音読カードがない」
M さん 「お母さんが何か手伝うことある?」

☆お願いされたら、共同の課題にして一緒に探す
☆大丈夫。などと言われたらお任せする。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

をこれから実験されてみるとのことでした。子どもの成長と共に、今まで一緒にやってきた子どもの課題を子どもに返していくタイミングはなかなか難しいな、と私も感じています。
子どもの成長と共に親も一緒に成長していきたいですね。

エピソードを出してくれたMさん、一緒に考えてくれたメンバーさん。今日も本当にありがとうございました058.gif

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by adlersaitama | 2016-06-05 09:50 | パセージフォローアップ(エピソード) | Comments(0)