アドラー子育て「パセージ」をもとに子育ての悩みを一緒に解決していくさいたま近郊活動グループのブログです。管理人のアメブロ日記「勇気づけDE子育て@さいたまうさ子の日記」にも遊びに来てくださいね。


by うさ子
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2016年 05月 23日 ( 2 )

5月(休日版)フォローアップでTさんに話していただいたエピソードです。
記事の掲載のご快諾、ありがとうございます072.gif



          == 本の虫 ==

最近の小学校二年生の息子くんは本を読むのが大好きで、本を読み始めると呼びかけても返事がないくらい熱中してしまいます。それがご飯を食べるときやお風呂に入るときもそうで、お母さんとしては生活スケジュールがずれ込んできてしまうのが気になっている様子でした。

日曜朝7時くらい
息子くん (一人で)起きてきて、下に降りてソファで本を読んでいました。
S さん (20分くらいしてから)下に降りて 「おはよう」
息子くん 「おはよう」と言った後も本を読んでいます
S さん 朝ごはんの準備を始める
息子くん ずっと本を読んでいる
S さん 朝ごはんができたので、下の妹1にご飯を出しておお兄ちゃんのごはんも机にのせて
     「ごはんだよ」と声をかける
息子くん 「・・・・・・」(本を読んでいる)
S さん 妹1にご飯を食べさせている(-1)怒り・困惑
父・妹2 起きてきた。席に着く
S さん あとから来た二人のご飯を用意して、息子くんに
     「ごはんだよ」と声をかける(-2)怒り
息子くん 「・・・・・・」(本を読んでいる)
お父さん 「お母さんが何回も言っているんだから返事くらいしなさい!」
息子くん 「はい」と言ってしぶしぶ席に着こうとする
S さん 「本、片してから座りなさい」(-3)怒り
息子くん 「せっかく座ろうと思ったのに」と言いながら片づけに戻る
     「自分が読んでない本もあるのに」
と言いながら妹が出したほかの本も一緒に片づけて、しぶしぶ席に座った(ふてくされて)

          ==    完    ==

まず始めに、ロールプレイをしてお子さんの気持ちを味わった後、
このお話の場にいる人のストレンクスをみんなで一緒に考えていきました。

<息子さんのストレンクス>
・早起き(自分で起きている)
・本を読むチカラ
・寝起きがいい(切り替えるチカラ)
・(朝から)元気
・すきま時間を見つけるチカラ
・父の言うことをきいて、返事をして席に着こうとしている
・席に着こうとしている
・素直
・本を途中でやめるチカラ
・自分の状態を表すチカラ
・面倒を見るチカラ
・全体を見るチカラ
・家族の一員として自覚している

<Sさんのストレンクス>
・5人分のご飯を作っている
・挨拶をしている
・全体を見るチカラ
・面倒を見るチカラ
・みんなのタイミングに合わせてご飯を用意している
・息子くんの本が好きという適切なところを知っている
・みんなで集まって朝ごはんを食べたいと願っている
・よい方向へ持っていこうと考えるチカラ
・本を大切に取り扱う
・子どものことを考えるチカラ

<場のストレンクス>
・家族5人で集まる場所がある

<お父さんのストレンクス>
・お母さんのことを尊重している
・妻のことを愛している
・家族の輪の中に息子くんを入れようとしている

たくさんのストレンクスが出ました016.gif
次に、お母さんがこの場面で息子くんに学んでほしいことは何ですか?と聞いてみると、

1)「周りを見て次の行動を決められる」
2)「感情的にならないで受け答えをする」

という二つのことが出ました。
もっと、この場面ではどちらの方が気になりますか?と質問してみると、
1)のほうが気になる、ということで、

息子くんが「周りを見て次の行動を決められる」ことを子どもに学んでもらうためには
どういう工夫ができるかな?とテキストに戻って考えていきました。

その1)
お話の中で、ご飯の準備の中のお箸などを並べるのは息子くんの仕事として合意が取れているとお母さんがおっしゃっていたので、「家事」(親の課題)を共同の課題にするために(18-L)、お願い口調(20-L)を使ってお願いする。

その2)
本を読んでいてお母さんの呼びかけは聞こえるけど、まだ大丈夫かな。まだ大丈夫かな。と値切っている感じがあるので、子どもの方を向いて聴く(=子どもの方に近づく)(9-L)を使って、キッチンから呼びかけていたのをソファの近くまで言って、子どもが本の世界から現実の世界に戻ってくるための橋渡しとして、9-L・11-Lを使って子どもの話を聴く。

その3)
別のゆったりしたときに“勇気づけの第一歩は、子どもの話に耳を傾け、子どもの考えや感情や意思を理解しようとすることです”(9-L冒頭分)にあるように、子どもが読んでいる本を一緒に読んでみるとか話を聴いてみる。

という案が出ました。
お母さんは、その2の案をやってみたいということだったので、代替案をロールプレイして子どもがどんなふうに感じるかやってみました。

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
父・妹2 起きてきた。席に着く
S さん あとから来た二人のご飯を用意して、息子くんに
     「ごはんだよ」と声をかける(-2)怒り
  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
父・妹2 起きてきた。席に着く
S さん あとから来た二人のご飯を用意して、息子くんのそばによって、 
    「何読んでるの~?」
    「楽しそうに集中して読んでるとこごめんね。」
    「お味噌汁あったかいうちに一緒に飲みたいからそろそろご飯食べようか」
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

すると、お子さん役の人は、(あ!いまみんなでご飯を食べる時間なんだな)とわかりやすくてさっきよりもすんなりと席に着こうという気持ちになられたそうです。
またその3案で、違うときに子どもと本のことを話してみたいともおっしゃっていました058.gif
どんなお話ができるのか楽しみですね。

勇気づけの第一歩は、「子どもの話を聴く」ことから。
現場にいると、その時の自分の都合などで相手に合わせてもらおうとしがちですが、相手の立場に立って考えるということの大切さをとても感じるエピソードでした。

Sさん、エピソードを出してくださってありがとうございました。
一緒にこっちかな?あっちかな?と考えてくれたYさんIさん、ずっとパセージを学び続けられているメンバーさんのチカラを感じました。ありがとうございました!

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by adlersaitama | 2016-05-23 13:26 | パセージフォローアップ(エピソード) | Comments(0)
昨日の休日フォローアップの参加者は4名でした。
先日の休日版パセージを終了された方と、隣のグループの方、二年ぶりにお会いしたお久しぶりのメンバーさんたちと進めていきました。

自己紹介と近況報告をした後、メンバーさんの最近お子さんのことで困っているエピソードを考えていきました。パセージを受けてから子どもさんとの関係は確実に良くなっていても、毎日の生活の中でちょっとした気になることは多くの方にも共通することだと思います。そんなちょっと気になるその日の朝に起きたほやほやエピソードをみんなで味わっていきました。

私が、メンバーさんのエピソードから今回学んだことは、子どもに対する期待や不安、学んでほしいこと・・・といった親の課題はいくつもあるけど、一つの出来事から一気にたくさんのことを学んでもらうことは難しいので、子どもに伝えたいことは何かと考えることの大切さを学びました。

・親(自分)が子どもにこの場面で「本当に」学んでほしいことは何かな?と考えること。
・それが、子育ての行動面の目標、1)自立する。2)社会と調和して暮らせる。方向に向かうためのお手伝いになっているか点検すること。
・なっているとしたら、それを子どもに学んでもらうためには、1)私は能力がある。2)人々は私の仲間だ。と感じてもらいながらどういう工夫ができるか?とテキストに戻って考えること。

マイナス感情が少しでもあるときは、「子どものため」と思って、<自己欺瞞>(14-R)に陥りがちなのですが、1-Lを点検しながら、本当に伝えたいことは何かな?と考えることは私自身の日々の子育ての中でマイナス感情に触れたときすごく手助けになっています。

今回の事例提供者さんも、家族みんなで集まって朝ごはんを食べたい、と言う素敵なよい意図をお持ちでした058.gifみんなでワイワイ、テキストであっちへ行ったりこっちへ行ったりする時間もとっても楽しかったです。

ご参加いただいたみなさまありがとうございました056.gif


次回の休日版フォローアップはまだ確定していませんが、

日程:2016年6月11日(土)か2016年6月12日(日)
時間:9:15〜12:00


を予定しています。確定次第こちらでもお知らせさせていただきますね。
お気軽に、連絡先:adlersaitama★gmail.com(★→@にかえてください)までお問い合わせください055.gif

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by adlersaitama | 2016-05-23 12:49 | パセージフォローアップ(感想) | Comments(0)